私は 35 年程前より、飲食に関わる仕事を長年千葉で行ってまいりました。 ( フレンチ、イタリアン、その他 ) 数年ほど前に、子供食堂の開設の協力をさせていただいて 食の在り方や問題点に気づき、少しずつですが自分なりに 協力者を増やしながら、活動をしてまいりました。

まず、子供食堂の運営のお手伝いをさせて頂いたり、食品の寄付をさせて頂きました。 自社では、レストラン 2 カ所でこどもレストランを行っています。 そして、気付いた事は本当に困っている人にサービスが届いているのか? 本当に必要なことは何なのか? サービスは充分か? など多くの疑問が生まれました。

必要なことは、子供達の自立の手助けであり自分の将来に夢が描けるための教育であるということ。食事の炊き出しではないので、食を楽しんでもらいたい。そんな想いから、当社のこどもレストランでは、色々なメニューから好きな料理を選んでもらい、デザートも付いています。これは、外食機会の少ない子供達に外食の楽しさやレストランの仕事を知ってもらう事を目的にしています。

本当に命に関わる、食事が出来ないような子供達は「こどもしょくどう」にも来ることは出来ません。まして、月に一度程度の開催で飢えた子供達に充分な栄養を与える事など出来るはずもなく、 現状では問題提起やコミュニティの場所であり、イベントになっています。 これも、大切な事で意味のある事だと思います。

本来は、子供達の都合で好きな時間に好きなだけご飯を食べることが出来る場所いつでも話を真剣に聞いてくれる大人がいること、勉強を教えてくれる人がいること遊んでくれる人がいること、そんな場所が理想です。大人の都合でなく、こどもの目線で助け合える社会でありたいと考えます!

今、重要なのは子供食堂に来れない子供や、その家族の救済をする事と気づき、各自治体の社会福祉協議会、フードバンクちばと連携して、フードロスの解消と緊急食糧の宅配サービスを行っています。

世界の飢餓とフードロス

世界では、1 分間に17人が飢えのため命を失っています。 そのうち12人は子どもです。そして8億 5 千万人が栄養不良や飢餓に苦しんでいます。 日本でも、一日5人、年間で2千人以上が食べ物が無く餓死しています。 一方で、日本国内年間約 1,927 万トンの食品廃棄物が排出されています。 その中にはまだ十分食べられるにもかかわらず廃棄されている食品 いわゆる「食品ロス」が多く含まれています。食品関連事業者からは約 357 万トン、 一般家庭からは 289 万トン、合計すると年間約 646 万トンもの食べ物が まだ食べられるにもかかわらず廃棄されています。 これは世界の1億人以上が充分に食べていける量そして、世界全体の食料援助量の約 2 倍に匹敵する量です。 このことは、自分達一人一人が意識を少し変えていくことで大きく変えることが可能です。

「フードバンク」とは

品質に問題がないのに廃棄せざるをえない食品を、企業・団体・個人から寄付してもらい、必要としている人に無償で届けるボランティア活動です。余っている食べ物を持っている支援者の方と、食べ物を必要としている受益者の方とをつなぐ役割をはたします。生活に困窮する方々に無償でお米などの食材を提供するため、広く食材提供を呼びかけています。

ベジタブルレスキュー ( 株式会社レプコ提唱 )

農家、生産者の方々が長い月日と労力を使い一生懸命に生産した野菜を100% 消費者の方に美味しく食べて頂きたい。しかし、現状はある一定のルールのもとでまだ充分に美味しく食べられる野菜が、 廃棄されています。これでは、安全に・安心して身体にも美味しい野菜を届けようと 暑い日も、寒い日も畑の手入れを行っている生産者が報われません。 そんな野菜の価値ある利用を考え、世の中に活かしていく それが、ベジタブルレスキューです。 廃棄される野菜を有効活用して、価値ある商品に生まれ変わる活動 生産者にも、事業者にも還元できるサイクルを行います。

以上、今後も活動を継続してまいります。
どんな事でも、活動にご協力を頂けたらありがたいです。
また、私が協力出来る事などありましたら、是非連絡を頂ければ幸いです。

株式会社レプコ代表取締役
フードバンクちば 顧問 野本 茂雄


フードバンクちば